倒産の淵にある會社の再建現場には、経営者はもちろん、従業員やその家族等、多くの人が関わり、それぞれの人生のドラマがある。追い詰められた挙句、自ら命を斷ったり、家族が離散するようなことも珍しくない。再建弁護士は、そんな危機にある人々に、暮らしを守る知恵と勇気と希望を授け、自ら再生へと踏み出す「力」を導き出そうとする。そこに立ちはだかるのは、傾いた會社を早く潰してしまおうとする債権者たちの「力」。再建弁護士は、人々を倒産から救うため、時に驚くような法的手段も使いながら、債権者と粘り強く対峙する。そこに0.01%でも希望がある限り…